ピアノレッスン3ヶ月コースはじめました!驚異の練習法をお教えします。

ピアノレッスン3ヶ月コース!!!

初心者の方々、以前レッスンを受けたけど伸び悩んだ方々、いくら練習しても中々うまくならない方々の為に、ピアノレッスン3ヶ月コースを始めました。

僕自身が、神経科医やNYのハンドセラピスト等の指導を受けた経験や、持病の手のリハビリを続け、演奏活動を復帰出来た経験を通し、やっと得られた練習方法が沢山あります。

これは、脳科学や心理学に元ずく練習法ですので、皆さんの想像を超えた短期間でピアノが上達します。

無料トライアルもありますので、ご興味のある方はお気軽にご連絡下さい。goheinishikawa@hotmail.com

※米国NYマンハッタン市内,もしくはCTグリニッチの学校へ来て頂ける方に限ります。

Monday, May 9, 2011

今週の出来事

ご無沙汰しております。

先日、日曜日にニュージャージー州にとある高校の講堂で開かれた日本の為のチャリティーコンサートで演奏しました。

公立高校なのに、もの凄く素晴らしい1000席規模のコンサートホールがあり、
そこには数百万円はする、スタンウェイのグランドピアノがありました。

はあああ。凄い高校やなあ。。。と思いました。

でも、もっと凄いのは、実はその高校に通うローラちゃんと言う女の子が1年だけ埼玉に住んだ事があるらしく、なんとかして日本の為に役立ちたい!と言う希望を、市長に直々に会いに行き、チャリティーコンサートの計画の話をしたそうです。

その思いが皆に通じ、当日は大変素晴らしい演奏家達が沢山集まり,お客さんも沢山はいり、大盛況に終りました。

高校生の一人の女の子の思いが、多くの大人を動かし、多くの義援金を集めました。

これは、僕たちも見習いたい事ですね。そして,僕はニュージャージーの田舎の町で、
殆ど日本人が居ない所でも、こうやって日本の為に立ち上がり、集まり、手助けしようとしてくれる人々が沢山居る事に感動しました。

話は変わりますが、今日は4年前からずーっと教えていた生徒さんが、日本帰国のため
最後のレッスンを受けに来ました。
NYにいると、出会いも多いけど別れも多い。

大人との別れは、いつでも電話やスカイプでチャッチアップ出来るけど,子供との別れは
つらい。。。。。
日本がもうちょっと近ければなあ。。。とよ〜く思います。

Saturday, April 30, 2011

自分の役目

地震後、僕は気の沈む事が多いですが、皆さんはどうお過ごしですか?

僕は10年前の米国同時多発テロの時、9月11日の朝ワールドトレードセンター(
世界貿易センター)へ、友人に会いに向かう途中でした。

今回の地震や津波、そして9月11日の貿易センター崩壊を経験し、特に最近、今後どう生きて行くかを考えさせられます。自分もいつどうなるか分からないと思うと、ボケ〜っと生きるのがもったいない気がして来ます。

僕がとても生き甲斐を感じるのは、自分の教えている生徒さん達が、どんどん上手くなって、歌心を持って音楽を表現しながら演奏し出すときです。

僕自身が演奏会で演奏するのも、もちろん大好きですが、心に熱いものを感じて
喜びを人と分かち合えるのは、自分の生徒達が美しい演奏をしてくれたときです。

世の中に、多くの人がピアノを弾いて見たい、上手くなりたい、と思っているのに
自分は無理だと思って,一歩踏み出せないと思っていると聞きました。

そう言う人達に出会うと、僕はウズウズしちゃって、指一本で弾ける簡単なメロディーなんかを教えちゃって、僕が伴奏して一緒に連弾したりします。(余計なお世話かも?)

もっともっとそう言う人達に出会い、ピアノを演奏する喜びを分かち合いたいと思います。

最近ずっとそんな事を考えています。

今までどれだけ音楽に助けられたかと思うと、今度はそれを押し付けがましくない程度にお伝えし続けたいなと思います。

明日日曜日、NJ でもう一つチャリティーコンサートをします。

Wednesday, April 20, 2011

新たな経験

4月18日の月曜日、マンハッタンのとあるペントハウスのとても美しい一室で行われた、チャリティーコンサートに参加させて頂きました。

ここで、僕の本当にどうしようもないオトボケ話と、冷や汗のお話をします。

この日、先日ロンドンのロイヤルアルバートホールと言う、7000席規模の大ホールでオペラ蝶々夫人の主役を演じたばかりの、田村麻子さんの伴奏をしました。

それが、本番前日の日曜日に、麻子さんの家でリハーサルをしたのですが、
僕がずっと練習していたのは、カッチーニ作曲のアヴェマリア。
麻子さんが、演奏会のプログラムを既に出していたのは、マスカーニ作曲のアヴェマリア。

僕が伴奏を始めた瞬間、「それ、カッチーニのアベマリアだよ。。。。頼んだのはマスカーニのアベマリアだよ。。。」との事。
僕は、メールのスペルを読み間違えていたのでした。間違っていたのは僕の方でした。

本番は明日。

でも、どうしても一度刷ったプログラムを変えるのが嫌で、その夜練習をして、
翌日にはなんとか弾ける様にしました。

でも、本番までにもう一度だけ歌手(麻子さん)と合わせたい。。。

僕はコネチカット州にある学校で昼間教えているので、5時で早退をして
5時8分のメトロノース(長距離列車)に乗り,6時10分にマンハッタンに到着。
麻子さんの家に行くには、7番列車に乗ってクイーンズまで行かなきゃです。

乗り継ぎがうまく行けば12分でつくはず。。。そうすれば、8時開演のコンサート本番に間に合う。。。 そう思いました。

結局、7番線には各停と、急行があるのを知らず、間違って急行にのってしまい、
とんでもない所まで行ってしまいました。

鳴き声で麻子さんに電話したら、いつもの明るく優しい声で
「焦らないでいいから、早くきて。」との事。
逆戻りの電車にのり、結局ついたのは7時。

1回だけ、ざっと通して電車でマンハッタンの会場に向かいました。
8時ぎりぎりに会場に到着。

ホッ息をのんで、会場のピアノを見たらなんと電子キーボードだったのです。(凍)
もちろん、チャリティーコンサートが主体なので、経費を1ドルでも下げる事を考えると、文句は言えません。

でも、もうお客さんが入っていたので、本番はそのピアノの感触に全く触れる事なく、
いきなりのぶっつけ本番でした。

いつも学校のグランドピアノで練習をしているので、プラスティックで出来た鍵盤から、電子音が出てくるのは最初違和感があり、弾きづらかったですが、
次第に慣れて来て気持良くなりました。

最近、考え事が多く、きっと意識が散乱していたんだろうと思います。
あまりにも、あまりにもボケ過ぎていて情けなくなりました。

深呼吸が今の僕には必要みたいです。

Saturday, April 16, 2011

ガラコンサートを無事に終えて。

被災地や原発の話を毎日聞いていると、気分的にブログに自分の事を書くのを恐縮しがちになってしまいます。 が、せっかくなのでやはり書きます。

4月11日月曜日に、世界数カ国から国際コンクール受賞者達がカーネギーホールで
ガラコンサート(祭典コンサートと訳すかな?)が行われ、僕はそこへ一人
日本人として、演奏しました。

いや〜、本番前は本気で「家に帰りたい!」思いました。
他のピアニスト達の上手い事!!
こっちが緊張するのを忘れて,聴き入ってしまう程すばらしい演奏者ばかりでした。

そんな中で、自分が演奏するのが本当にある意味 “試練” なのかと思いましたが、
実は本番では今回が一番うまく行った気がします。
今まで弾きにくかった所も、すんなり弾けました。

やっぱ体調が良いときは本番に強いのです。
本番でダメなときは、寝不足や風邪ひきの時です。

強者が集まると分かっていたので、普段に増して、十分に細部にわたって練習していました。カーネギーホールのすぐ近くにあるスタジオを借りて,本番のぎりぎりまで練習しました。舞台で弾き終わると、カーテンコールも頂きました。

舞台に出る直前は、怒られた子供みたいに小さくなって楽屋でひたすら
ドキドキしていました。
あの、演奏をする直前の待ってる時間って、今から処刑台に行く様な気分になります。

無事演奏を終えた後は、沢山のアメリカ人の方々に囲んで頂いて、祝辞を頂きました。
ああやって率直に好評を下さる国民性が好きです。

来週月曜日は、歌手の田村麻子さんの伴奏をします。
とっても楽しみです。
その収益金も義援金になります。

もう4月半ばなのに、ニューヨークはまだ寒いです。
今日は雨に雷。

夏が待ち遠しいです。

Saturday, April 9, 2011

久々のカムバックです!

ご無沙汰しております。

最近気がめいり過ぎて、ブログを書く事を怠っていました。ごめんなさい。

今日は、ニュージャージー州のCloster(クロースター)と言う町のとても美しい教会で
チャリティーコンサートがあり、そこで演奏させて頂きました。
地元のアメリカ人の方々がとても協力的で、本当に準備を頑張って下さいました。

あさって月曜日(4月11日)は、カーネギーホールで世界中から集まった演奏家達の
ガラコンサートがあり、僕が唯一の日本人として出演します。
日本の恥にならない様に、頑張って来ます!

数年前は、両手が動かなくて、自分が再び演奏出来る様になるなんて,思えなかったのですが、今こうして色々な演奏の場を与えてもらい、そこで演奏出来る事に幸せと有り難さを感じています。

きっと今は無理と思う事でも、じわじわと実現して行く事って絶対有ると思います。

なんか、退屈なブログになっちゃってますね。。。

Tuesday, March 22, 2011

チャリティーコンサート

毎日ちょっと元気になったり憂鬱になったりと、不安定な気分が続くわたくしです。

さて、ニュースをじっと見てぼっーとしている訳には行きません。
来週の火曜日マンハッタンであるチャリティーコンサートにて、自分のソロ演奏や、友人の天才ソプラノ歌手田村麻子さんの伴奏をやります。

詳しくは以下に添付いたします。

良かったらお友達をお誘い合わせの上、ご来場ください!
20名もの演奏家が、ジャズからクラシック等他にもあらゆるジャンルの音楽を演奏します。

応援よろしくです!    http://erizo.exblog.jp/

STAND!WITH!JAPAN ~Charity Concert for the Earthquake and Tsunami Victims~
20 Artists Come Together to Stand With Japan
TUESDAY, MARCH 29TH 8:00PM-10:30PM
FIRST CHURCH OF CHRIST, SCIENTIST
10 West 68th Street entrance at Central Park West
Students/18&under: $20 (minimum) Adults: $40 (minimum) Pay at the door with CASH or CHECK Purchase tickets at: www.happydoll.org Featuring classical, jazz, opera, contemporary, traditional Japanese, choral, popular
music and more...
We look forward to seeing you!
Questions? Ask: info@happydoll.org

Saturday, March 19, 2011

東北人のすごさに脱帽

昨晩、コネチカット州の日本人学校で演奏させてもいました。
地元の日本人父兄達が一致団結して急遽立ち上げたチャリティーコンサートでした。
準備期間2日と言うにも関わらず、素晴らしくオーガナイズされたものでした。

その前日の晩、福島出身の友人から連絡が入り、彼女のお父さんが津波の後行方不明だと言う。
僕は、言葉を失いました。どんな心のこもった言葉をかけても、全てが軽く聞こえそうで、何も言えませんでした。

やっとの思いで僕が言えた事は、「明日チャリティーコンサートで演奏します、1ドルでも多く集まったら、東北の皆さんに義援金を送るからね。」と言う事だけでした。

すると彼女が、「東北人は我慢強い。だから最後まで頑張る。この試練も乗り切る。そう思っています。この試練も日本人は乗り越えると信じてる。東北の同朋の為に、悟平さん、素晴らしいピアノをコンサートで弾いて下さい!」と、逆に励まされてしまいました。

こんな言葉、普通言えません。

僕は、頭の下がる思いでした。

翌日、舞台で演奏している最中に、彼女の事や被災地の方々の事を思い。
演奏中なのに涙が出て来てしまいました。

自分が無力に思い、家に帰ってからも考え込んでしまいました。

とにかく、今は自分が出来る事をやり続けようと思います。
いくら考えても落ち込んでも、人々を救えるわけでもないし。
なにかしら行動し続けようと思います。